網の上の蜘蛛 | Threads of Being
| about |
「網の上の蜘蛛」は木村亜津による初めてのショートフィルムの展覧会です。
撮影の主役となったジョロウグモは、春から秋にかけて活動し、秋の産卵期には個体も巣も最大の大きさに成長します。
この時期、ジョロウグモは活発に捕食活動を行い、巣に引っかかった落ち葉などの無要なものを取りはらう習性があります。
本作品は、このジョロウグモの振る舞いを利用して撮影されています。
この作品ではクモの認識能力に焦点を当てながら、異なる生物の認識世界と私たちの世界が重なり合う瞬間を映し出しています。
| 開廊期間 |
2024.12.19〜12.22 10:00〜17:00(最終日のみ13:00まで)
| 会場 |
府中市美術館 市民ギャラリーB
〒183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/goriyou/access.html
木村亜津(キムラアヅ・東京都羽村市出身)美術作家として東京都内でスタジオを拠点に制作を行う。武蔵野美術大学造形学部卒業後、植栽の仕事に従事していたが働くうちに、植物や生物そのものへの関心を深め、作家活動を開始。生命を題材として、ドローイング、彫刻、インスタレーション、映像など、多様な表現手法を用いて制作を行う。主な展覧会に、昆虫の糞に注目したプロジェクト「虫の生活」(ファンダメンタルズ フェス(2021-2023)・東京大学駒場博物館・2023年)、鉄酸化菌が作り出す酸化鉄皮膜を写し取ったドローイング作品「鉄の風景」 (nidi gallery ・ 2022年) など。https://azukimura.com
ACCI BABA(ババアツシ・神奈川県鎌倉市出身)は、ベルリンを拠点とするビジュアルアーティスト・映像作家。映像を中心に、インスタレーション、パフォーマンス、絵画など多様な手法で、時間軸を持つメディアを通してことばの深層にある普遍的な物語を表現する。2007年より海外で活動を展開し、様々なアーティストとのコラボレーションや個展・グループ展を実施。作品は現代芸術・メディアアート・実験映画として国際的に評価され、ロサンゼルス映画祭、文化庁メディア芸術祭、Ars Electronica芸術祭など、世界20カ国以上で展示。TEDxTokyo yzなどでの講演も多数行い、2019年から2024年まで慶應義塾大学SFC特別招聘教授を務める。https://accibaba.com
| 主催・出展者 | 木村亜津
| フィルムディレクター | Acci Baba
| 楽曲提供 | Jonathan Fitas – Infrasonge #5 (Rainfall)
| 助成 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
| 協力 | ADAM Audio
| デザイン | 岩松亮太