“flower palette”シリーズ(2016年〜)を始めるきっかけになった一番最初に制作した作品です。

花弁を押し花状に乾燥させて、円形に切り抜き並べています。

花は何て多様なのだろう、道端にある花の色数も、さらには一つ一つの表と裏、手前と奥までが色が違い、模様があることに驚き、この時から花の色を集め始めました。

以下は作品メッセージです。

花の色は多様である 子孫を残す為に、虫が見える世界、鳥が見える世界、さらには人間が見える世界に伴って 多様に変化の道をたどったからである。

この作品は花の外形を取り除き、色彩のみを抽出して並べ変えるような作業を行なった。
花は昔から魅惑的な存在であり、今もなおいっそう惹きつけられてやまないのである。